fc2ブログ


プロフィール

mmnurse

Author:mmnurse


武蔵村山病院看護部ホームページへ
いらっしゃいませぇ~!(^o^)/


こちらのブログでは研修・イベント情報やその報告などなど、働いているナース自身の声でアクティブに情報発信していきます。

看護部長のブログはこちらから↓

bucho_banner.jpg

最近の記事
月別アーカイブ
カテゴリー
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

2008年2月7日からの来訪者
現在の閲覧者数:
QRコード
QRコード
リンク
緩和ケアチームの勉強会
2008-09-22(Mon) 16:45
今年になり「緩和ケアをやりたい!」と、3A外科のナースを中心に緩和ケアチームが立ち上がり、勉強会を開催したり、院外での研修などに参加してきました。
先日静岡で開催された緩和ケアの学会に参加したナースから伝達を兼ねた勉強会が開催されましたので、今日はその内容をお伝えします。

当日出席できなかった人にも参考になれば・・・と思っています。

DSC01407.jpg
緩和ケア担当の山口師長と発表一番バッターのT永さんです。
題目は「緩和ケア学会に参加して」
DSC01410.jpg
2番目はS藤さん。同じく「緩和ケア学会に参加して」
研修の内容だけでなく、朝早くからランチョンセミナーのチケットが配布されるというのを知って並んでゲット!したお話など楽しいお話でした。お弁当?・・・そのかいあって、とても美味しかったとのことで良かったですね。
学会の講演では、演者に対しての熱い意見交換なども行われたそうで、その内容なども…。中には「それは当たり前の事なんじゃないですか?」と意見を投げかける受講者もいたようですが、その当たり前のことができていないという事が現実。内容を聴いていたら本当に頭が痛いお話でした。

3番目はH方さんより、パワーポイントを使っての発表。
H方ナースから了解を得ましたので、パワーポイントの内容を紹介します。

hie_1.jpg

hie_2.jpg

hie_3.jpg

hie_4.jpg

hie_5.jpg

この発表を聴いてが一番印象を受けたのは、心の叫びと言う項目で「緩和ケアは死の話題を避けずに話をすることが大事だ」と言うことでした。その場面ではどうしても死を避けた話ばかりをしていまいがちですよね。はこれまで向き合ってきた癌患者の方には、自分の親しかった友人の死(癌で亡くなった人や事故で亡くなった人)の事を話して死について話し合いをしていましたが、それも本当に良かったことなのかはいまだに解りません。
今後は「死と向き合う方法」を、どのような形で会話していくのがよいかなど、いろいろ勉強したいと思いました。

発表のあとは今回特別参加してくださった、東大和病院の緩和ケアチームナースの加藤さんの総評とケアについてのディスカッション。
DSC01416.jpg

緩和ケアは患者さまだけでなくご家族への心のケアも大切です。
東大和病院では患者さまの会が発足し、食事会などを開催しているそうですが、当院でも!と、思ったら、患者さま同士で既に独自で食事会を開催しているとの情報もありました。私たちも一緒に参加して患者さまに近づきたいものですね。
その他、皆で経験したことや思っていることを話して勉強会は進んでいきました。

緩和ケア学会は数年前までホスピスのナースとドクターくらいしか参加していなかったそうです。その頃に比べると多職種の方が参加され、現在は6000人以上の学会員がいるそうです。注目を浴びている証拠ですね。そしてとても大切な分野だと思います。今後も緩和ケアについてみんなで学んでいきましょう。

次回の「緩和ケア勉強会」の開催は10月第3金曜日、加藤さんの講習を予定しているとの事でした。