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嚥下障害の研修に参加して
2008-11-27(Thu) 10:10
5B病棟ホームページ担当ぱんだ べーです。
寒くなってきましたが、皆様いかがお過ごしですか?
遅くなりましたが11月22日に、多摩北部医療センターキャンパス内にある緑正館で開催された「摂食嚥下訓練」についての研修に参加してまいりました。
この研修は北多摩北部地区リハビリテーション支援センター主催の技能講習会ですが、受付表をみると参加された人たちには北多摩地区以外の地域や埼玉から参加された人もいらっしゃいました。
一応ぱんだ べーは病棟内で結成されている「嚥下チーム」のメンバーですので、休日でしたが参加してきました。

今回は初台リハビリテーション病院の大熊るり先生の講義
「気管切開と嚥下障害」~気切があっても食べたい!食べさせたい!~

内容は
・気管切開孔があっても食べていいのか?
・カニューレの種類は嚥下にどう影響するか?
・カニューレの変更・抜去、気切孔閉鎖のタイミングは?

でした。

研修としては主に言語療法士の方に向けて開催されているようですが、私たち嚥下リハに携わるナースにとっても大切な内容でした。
気管切開をしている患者さまはこれまでも臨床で関わっていますが、種類とその適応などより詳しく知ることができました。
そして気切カニューレによる利点(呼吸管理に有利・痰の吸引に有利・・・しかしカフによる誤嚥防止効果は)、気切による不利益(嚥下に不利・いきめない=排泄がしづらい&リハビリに支障あり・空気が鼻腔を通過しないために臭い、味がわかり難い・すすれない)などを教えていただき、気切患者さまへのアセスメント方法、アプローチ方法を知ることができました。
今後はこれを実践に生かせればと思いますが、幸運にも当病棟ではこれまで気管カニューレが挿入されたままリハビリのために転院されてきた患者さまのうち、私がリハビリ病棟に移動になってから既に3人の方がカニューレを抜去して、うち2名の方がお食事を摂れる状態になり退院された方がおられます。
どうしても気管カニューレが入っているとリハビリにも制限が出てきますからね。なかなかの成績だと思います。

これからも今回の講義で勉強したことを活かして、歯科と言語療法士と連携し嚥下訓練に関わって行こうと思います。