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緩和ケア委員会開催の勉強会
2009-05-15(Fri) 19:37
本日は今年度2回目の「緩和ケア委員会」として「せん妄」に対する勉強会を開催しましたので紹介いたします!

通常の委員会とは異なり勉強会告知をしていたので、委員以外の職員が多数参加してくれました。
思った以上の参加に途中で椅子を出すシーンも!緩和ケアは院内でもこんなに注目されているんですね。

 今日はこれまで一緒に「緩和ケア」について私たちにアドバイスをしてくださっていた東大和病院の加藤ナースに加え、がん相談支援センターの臨床心理士岡崎さんも遠いところ来てくださって(政本師長いわく…爆)せん妄とは?と講義してもらいました。

写真の一番奥でマイクを手にしているのが岡崎さんです せん妄のメカニズムなど図にして解説。とても解りやすかったです
 せん妄には「疾病からくるもの」 「疼痛緩和のために使用した薬剤からくるものなどがある」との説明があり、患者様がせん妄状態になったらどう対処するか?!…というものでした。これまで自分が看護してきた患者さまとの接点などを思い出しながら聴いてました。私はどちらかと言うとこれまで老人看護を長年やってきたので、眠剤内服後のせん妄状態の患者様と接することが多かったのですが、それがなんで起こるのか?緩和ケアに興味を持ったあとでもせん妄患者様を前に「鎮痛剤の副作用かしら?」くらいにしか思っていなかったです。今回の講義によりせん妄に対しての認識が変わりました。
 またせん妄によって苦痛を感じるのは患者様だけでなく、ご家族の方も不安や不信感に陥ることもあると・・・、その場面で私たちナースがどう接していくか?!と言うのも大切なことですね。

岡崎さんの講義の後は、当院の薬局から永田薬剤師の講義。
0514_kanwa5.jpg 
薬剤師からの薬に関する講義なんてこれまであまりなかったことですから、どの状態でどの薬をどれくらいの量で使用するのがよいのか知ることができてとても勉強になりました。緩和ケアは他職種で成り立つものですからね。「これからも解らないことがあったら聴いてください、一緒に考えましょう」薬剤師さんのこういう言葉は嬉しいものですね。

2つの講義のあと質疑応答です。
講義のあとの質疑応答中、当委員会の顧問である桑野医師からも頼もしい言葉を聴くことが!実現にむけて頑張りたいですね。さて、それが何かというのは~また後ほどお知らせできれば!と思います。

今日の講義を聴いて、少しでもターミナルに限らず患者さまの苦痛を取り除き、その人らしい人生を過ごしていただけるよう、QOLの向上のために私たちは何ができるか、これからも日々勉強して行こうと思いました。

今後も緩和ケアに関しての記事をアップしていく予定です。乞うご期待!