症例検討会は毎日の業務終了後、17時30分から2階にあるリハビリ室にて開催。今年新卒で入ったテラピストももちろん参加しています。手前に映っているのは当リハビリテーションのセンター長石神医師です。

今回発表する方々。左から担当医の新舎医師とSTさん、PTさん、OTさんたちです。

スクリーンを挟んでこちら側には歯科の元橋医師と、私Yが座っております(いや、私撮影しているもので~

)

今回の検討会では当院では2症例目の「脊髄損傷」の患者さまでしたが、前回の患者様よりも高齢で、ご家族の方も私たちも「どこまで回復できるのか?自宅介護は難しいのでは?」なんてちょっぴり諦めムードでいましたが、各部門からの発表がある度センター長からの激しいゲキが飛び、ムードは一転。
もしかしたらまだまだできるのか?と考えられるようになりました。
現に当院へいらしてから2週間経って、入院時よりお話する時間も長くなり、自己喀痰もスムーズにできるようになって、リハビリを始めてから呼吸器機能は上がったように思います。
実際はご本人とご家族の方の要望が優先されるのですが、お家に帰りたくない患者様はいらっしゃいません。でも自分の家族に遠慮されている患者様が、特にリハビリ看護の場面では多くいらっしゃるように感じます。ですからご家族様の考え方の持って行きようによっては自宅介護への道も開けてくるようになると思います。長期介護は無理としても、外出や外泊だけでも自宅で過ごしていただける時間を作ることが私たちの願いでもあります。そのためにも患者様がリハビリを受けやすい状態でいられるよう、看護していくことが私たち看護部門の役割だと思っております。
高齢で自己体動ができない患者様というと、一番に考えるのが「褥瘡」ですからね。褥瘡によってリハビリも自宅介護への道も制限されてしまいます。絶対に作らない!看護師としては当たり前のことなんですが、この想いを強く感じた症例でした。
以上、めずらしくまじめ

な記事になってしまいましたが(笑)ご報告させていただきました。
それから、
2月の症例として挙がっていた患者様ですが、今月末にご自宅への退院が決まったことも合わせてご報告いたします。

このような嬉しい報告ができるよう、この患者様もリハビリが進みますように。
あ!短冊に書かなくちゃ!!